マイ・ディア・ミスター / 나의 아저씨

IUさん、イ・ソンギュンさんら主演のドラマ。

原題は「나의 아저씨」で「私のおじさん」ですよね。まさしく中身もその通りのドラマで、原題(直訳)のほうがドラマの中身を良く表ているような気がします。このドラマは本当にすごい。

なんというか、韓国ドラマ的ジェットコースター展開もないものの、じわじわと攻め込んできて次を見ずにはおれない感じです。序盤のIUさんがボコボコにやられるところの辛さを乗り越えられれば最後までいっきに見れるのではないでしょうか。

これは本当に韓国ドラマ見るのなら見たほうが良いレベルのドラマですね。

アクシデントカップル / 그저바라보다가

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韓国一の女優と平凡な郵便局員の契約結婚によるラブコメ。ktkt 契約結婚。:-)

実はこのドラマは韓国ドラマにハマった初期に見たラブコメで、今回見るのは二度目。たぶん今初めて見ると古臭いと感じる人が多いと思うのですが、私にとっては何度見ても楽しいドラマです。初期に見たラブコメ(に限らないですが)は格別で、何度見ても楽しくて感動しますね。このドラマだけでなく「フルハウス」とか「宮」とか…

このドラマは、放映当時には同時間帯の「シティホール」に視聴率で負けていたそうなのです。「シティホール」も私は見ましたけど、出演者のネームバリューとかは考慮せずに考えると、絶対にこちらの方が面白いと思います。「シティホール」も面白かったですが、このドラマに比べると、やっぱりあちらは出演俳優の格に助けられて、あちらを見た人が多いのではないかと思ってしまいます。どちらもラブコメですしね。

ラブコメの基本をなぞるようなストーリーです。「フルハウス」(韓国ドラマの方) と男女逆の設定なんですが、根本は同じですね。でも面白い!!ドラマって、キャラクター設定と話の味付けと俳優さんの演技でおもしろさが決まるんだな、と実感出来るドラマでした。久々に何度でも見たいと思わせてくれるドラマでした。

原題は「ただ見守っていて」(그저 바라보다가)で、絶対その方がドラマに合ってます。

韓国一の女優ハン・ジスを演じるキム・アジュンさんは、絶世の美女って事はないのですが(失礼)、ドラマを通して見せる微妙な表情の変化がこのドラマのキーとなっていて、時にはドキッとするほどの美しさ、時にはいたずら好きな弟のような(ドラマ中のドンベクのセリフにもそのようなセリフがありました)表情をしたりと、ドラマ中のハン・ジスの心境の変化を、その表情で表しててすごいです。

細かい所にもこだわりがあって、あるセリフが後で意味を持ったり、後で笑いのネタとして使われたりと、ヒトコトヒトコトが逃せないドラマでもありましたね。宣伝で「童話のようなストーリー」とありましたが、まさしく!! キム・アジュンさんが「笑ってると、知らずに涙が出ているかも」と言ってましたが、本当に笑いながら泣ける、泣きながら笑える、幸せな気分になれるドラマでした。脇役もかなり笑わせてくれます。ク・ドンベクのテーマ曲とも言えるなぜか流れるヨーデルもいい味出してます😂

他のラブコメと違うのは、この頃のラブコメって主人公の男性は性格が悪くてどうしようもない、恋のライバルはすごくいい人なんですが、このドラマに限っては、恋のライバル役チュ・サンウクさん演じるキム・ガンモは最初からクソ男で、最後までクソ男のまま終わりますねw

最初は常に笑顔のドンベクを見て癒される、いつの間にかそのドンベクを笑顔にするために必死に努力するジス。ドンベクの笑顔を見たいために自分が努力してることに気づくジス。平凡なおっさんが見ると、本当にニヤニヤしながら見てしまう楽しいドラマですね。

出来れば 16 話で終わるのでなく、17 とか 20 話やってほしかったですね。15, 16 話の展開の速さを考えるとそれも不可能でなかったはず。見て損はない、見ていて幸せな気分になれたオススメのドラマですね。

(2011年に書いた感想を2021年に更新)

オー!サムグァンビラ / 오!삼광빌라

イ・ジャンウさん、チン・ギジュさんら主演の週末ドラマです。宇宙少女のボナも出てますね。

安心して視れる週末のホームドラマという感じで最後まで楽しく視れましたよ。いつも通り、ラブコメ要素ありで色々と予想を裏切る展開、安定の展開が良い感じでバランスしてて良かったですね。

この手のドラマで重要な脇役も個性派が揃っていてドラマを盛り上げてましたね。

相続者たち / 상속자들

韓ドラファンとして今更感の強いこのドラマを今ごろ見ました。

昔からの韓ドラファンだからかもしれませんが、2013年と少し古い作品ながらも自然に楽しめました。少し時代を感じるところもありましたけどね。

まあ、視てて一番気になるのは、え?これ高校生?ってとこですが、まあそこは置いといて(というか高3と思ったら高2だったのが衝撃w)、さすが「視ないとな」と思っていた著名なドラマだけはあって、特に前半はかなり楽しめました。

後半はちょっとクサい感じがするところもあったものの、まあまとめに入る所だからね、という感じで、ドラマの設定としての財閥なんかの金持ち層の暮らしなんかも楽しめましたし、チェ・ヨンドが徐々に良い人になっていくところも楽しめました。

そしてこのドラマの一番の見どころはクリスタルがカワイイ所ですよねw

一度行ってきました / 한번 다녀왔습니다

イ・ミンジョンさん、イ・サンヨプさんら主演のホームドラマ。

この週末のKBS2のドラマ枠、実は 2008 年の「愛しの金枝玉葉」以来ずっと視てきたのですが、30分x2 になってから路線を変えたのか、すごく極端なマクチャンドラマシリーズになってしまって、キツいなあと思っていながらもしばらく視てましたが、前作「愛はビューティフル、人生はワンダフル」はあまりにものキツさ(特にパク・ヘミさんとか)に視るのも辛くなって、初めて途中で視るのを止めて録画を全部消した程でした。

もうこの週末ドラマを見ることもなくなるのかなあ、と思っていたら、このドラマの予告は従来路線に戻った感じがしたので、「これは!」ってことで視始めました。

期待通りの「昔の週末ドラマが戻ってきた!」という感じで、ある意味マンネリのワンパターンな作品なのかもしれませんが、単なるホームドラマに留まらない色々な要素が詰まった内容と、ある程度のハラハラ度を含みながらの展開、個性豊かな脇役陣と、期待を裏切らないドラマでした。

ミセン〜未生〜 / 미생

イム・シワンさん、イ・ソンミンさん主演のドラマ。

プロ棋士になる夢に挫折した主人公が母親の口利きで入社して、一流商社で実力を発揮していくというサクセスストーリーです。

認定試験で高卒資格を取り、母親の口利きで入ったのでコネ入社と言われて、一流大学を出て競争を勝ち抜いてインターンになった同期からも冷たい視線を浴びせられながらもコツコツと努力し、元々の頭の良さで徐々に仕事ができる片鱗をみせていきます。

というと普通のサクセスストーリードラマに見えますが、現実はそんなに甘くない。最後まで思ったとおりにはならないながらも、いつの間にか同期に比べると一番はやく最前線でバリバリ働くようになっています。

優秀な同期たちも組織の中の政治力のバランスの中で翻弄され、力をなかなか発揮できないながらもそれぞれのやり方で少しずつ成長していくという姿も話に面白さを足します。

ドラマ自体はカン・ソラさん演じるインターン、アン・ヨンイがいきなりデカい仕事を取るところから始まるし、彼女は主役と言ってもいい役柄なのですが、主人公チャン・グレとの間で恋愛関係になることもありません。このドラマ、ドラマでは普通は描かれることのない恋愛要素はまったくありません。

社内の先輩社員や幹部たちも名脇役揃いで、イム・シワンさんの上司役のもうひとりの主役であるイ・ソンミンさんの名演技でドラマのかなりの魅力が出ていると思います。

若い頃は希望や夢があったのが、会社で揉まれる中で色々な形に変わった人、揉まれながらも変わらない人の関係が面白さに良いスパイスになっています。

扱うテーマやドラマの進行は地味なのですが、他の韓国ドラマ同様、見始めると止まらなくなること請け合いです。

Amazonプライムで見たけど、今は見れなくなってます…(2020-12-27 追記: 今はまた Amazon プライムで復活してますね)

シグナル / 시그널

イ・ジェフンさん、キム・ヘスさん、チョ・ジヌンさんら出演のミステリー(と言えるかどうか?)

このドラマの感想はとにかく「凄い」のひとこと。結構重いドラマで、作品を通して重くて暗い感じの雰囲気です。そして、私は「重い」ドラマを視るには気合が必要で、なかなか続けて視ることができないのですが、このドラマはそれでも視てしまう強烈な吸引力があります。

日本のドラマとしてもリメイクされているけど、ほぼ筋はオリジナルを踏襲してるらしい(視てない)というところからもオリジナルの質の高さが伺えます(変えようがないよね、って気がします)。

ドラマを通していくつかの事件が扱われる警察を舞台としたドラマですが、過去と通信ができるトランシーバーで過去の刑事と会話をする、という設定をメインにすえて、未来の情報を元に過去が変わる、それに伴って未来も変わるというお話ですが、これだけだとまあこれまでもあったような気がしますが、そのいくつかの事件はその通信も関係してお互いに関係している、そして結果が変わるのに最終的にはすべて整合性が取れている所がすごいところで、作家さんの能力の高さが伺えます。

色々言うよりとりあえずみてみると一気にその世界に引き込まれて、その重さにも関わらず一気に見てしまうこと請け合いのすごいドラマです。

(参考)

オクニョ 運命の女(獄中花) / 옥중화

チン・セヨンさん、コ・スさんら主演、イ・ビョンフン監督シリーズ。

イ・ビョンフン監督あるあるの顔ぶれとストーリー展開、でもすぐに引き込まれて一気に見てしまうといういつもながらの魅力にあふれた時代劇です。

とにかくなんの心配もなく一気にドラマの世界に引き込まれていってしまいます。