ヨン・ウジンさん、パク・ヘスさん主演のドラマ。このドラマはラブコメになるんだと思いますが、ラブコメとしては久々に個人的ヒットでした。
内省的で対人恐怖?とも思える主役というのも斬新でした。その設定からくる先の読めなさもスリリングでした。
パク・ヘスさんがちょっと場違い感あるのでは?という話も聞きましたが、ドラマ中の設定としてもちょっと場違いな感じな気がしたので、狙った場違い感かなと思ってました。
イ・ビョンフン監督作品の制作が遅れたから急遽制作されたというこのドラマ、とてもそんな風には見えない名作です。
イ・ソジンさんはこういう過去が原因で影のある金持ち役似合ってますね。ユイのお母さん役もなかなか。それでもこのドラマ一番の名演はシン・リナちゃんでしょう!!
脇役陣もいい味を出す良い役者さんが集まってますね。ホジュン役キム・グァンギュさんもいつも通りの良い味わいでしたし、あまりドラマでは見ないですが、ジュヨン役のキム・ソジンさんが良い味だしてました。
扱うテーマも展開もありがちかもしれないんですが、それでもぐいぐい引き込まれる展開。序盤〜中盤までの息を呑む展開。終盤の絶望的な先が予想される展開ながらも、ユイ演じるカン・ヘスが悟りを開いたかのようにあるがままを受け入れて、ドラマ全体の雰囲気が優しく落ち着いた雰囲気になっていったところも良いですね。最後もこの先の悲劇的な展開が予想されながらも、希望が持たれるような終わり方なのが深刻すぎずに良かったです。
こういう結末が深刻な感じなのに、出演者のオチを付けていくところ、妙に韓国ドラマらしくて感心してしまいました。途中まで恋路の邪魔をするナユンとか、ホジュン、ジュヨンとか。ですが、会長とか兄の結末がなかったのは BS で見たのでノーカット版じゃなかったからかな?
ここからはドラマと関係ない話。
今回 BS で見たんですが、これ 16 話を無理矢理 20 話に分けているし、この分け方が本当に雑にわけてる感じで、オリジナルの 16 話で視るのとでは、持つ感想が違ってくるんじゃないかなと思ってしまいました。16 -> 20 と分けてるからか CM もすごく多いし。
それと、BS11は急に予告もなく CM に移行するし(普通、黒い画面にフェードアウトする感じで CM に行くでしょう)、シリアスな場面で出演者の顔がアップになっている場面から急に通販のおばさんのぽっこりお腹や白髪が出てきて、もう少し考えてほしいなと思いました。ホント、金をかけずにドラマだけ持ってきた感が。作品を大事にしてる感じがしないですね。これまでずっとCSでしかドラマ見てなくて、今回初めて民放BSで視ましたが、たぶん今後はよほどのことがない限りは CS でノーカット版しか視ないでしょう。
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キム・ヨンチョルさん、キム・ヘスクさん、イ・ユリさん、リュ・スヨンさん、イ・ジュンさん、チョン・ソミンさんら出演の KBS2 の週末のドラマです。「お父さんが変」という変なタイトルですが、別にお父さんは全然「変」なところはありませんでしたよw
(WOWOW で放映が始まるにあたって「適齢期惑々(ワクワク)ロマンス〜お父さんが変!?〜」という変なタイトルになってますので注意)
このシリーズのドラマの感想ではいつも書いている気がしますが、とにかく予想を裏切るスピード感でどんどん話が展開していく、非常に面白いドラマでした。
いつも通り、ほぼ登場人物の家族だけですべてがまとまっている世間の狭さでした。中心はキム・ヨンチョルさん演じるピョン・ハンスの一家のお父さん、お母さんと 4 兄弟姉妹ですね。
前半は、リュ・スヨンさんとイ・ユリさんの駆け引きから始まり、これで引っ張るのかと思ったら、さっさとよりを戻して同棲と、拍子抜けするくらいあっさりまとまりますが、これはスタートでしかありませんでした。このカップルは後半も同居問題でちょっとお笑いを交えた感じで盛り上がります。
前半のもう一組の盛り上がりは長男とその彼女カップルですね。そしてそのカップルと次女が高校時代の同級生(そして会社でも同僚)というこれまた世間の狭さ。この元同級生のふたりもそれなりに引きずりながら最後の方まで問題が続きますね。
ただ、この辺りはあとで考えると、後半の盛り上がりの前の軽いジャブ的な展開でしたね。イ・ジュンさん演じるアン・ジュンヒが、大根役者っぷりを改善するために、本当のお父さんを探して、4兄弟姉妹の家にやってくるあたりから徐々に盛り上がり始めますね。その後、ちょっと簡単に変わりすぎじゃない?とツッコミ入れたくならなくもないですが、アン・ジュンヒの演技力が向上し、家族との仲も良くなっていき、ちょっと一服したあとに徐々にツラく深刻な展開になっていき、30後半〜45話あたりまではもう息もつかせぬ展開で、録りだめた録画を一気に消化してしまいました。
ここで一服の清涼剤的な役割を果たしたのが、末っ子のファヨン(元T-ARA)演じるラヨンとアン・ヒョソブさん演じるチョルスの恋愛でしたね。チョルス父とのやり取りも思わず笑ってしまうもので、深刻な話が深刻すぎることがないようにうまく挿入されていました。
視聴率を見る限りはこの時間帯のドラマにしてはそれほどでもない気がしますが、個人的には「棚ぼたのあなた」と並んだんじゃ?と思えるドラマだったと思います(世間的な評価はそうでもなかったのかな?)。前作の「月桂樹洋服店の紳士たち」も面白かったですが、それとはちょっとベクトルの違う面白さだったと思います。
確かに登場人物の兄弟まんべんなく盛り上がるというよりは、特定のカップルとお父さんお母さんだけが盛り上がった気もするので、そういう面が視聴率にあらわれているのかな?終わってみるとドラマの面白さ、スリリングさが後半の盛り上がりに依存してる感じもするので、その辺りなんですかね。(調べるとこの後始まったドラマ(黄金色の私の人生)の方が視聴率は良さそう)
まあ、いずれにせよ、すべてまとまった後のアン・ジュンヒ(イ・ジュンさん)とミヨン(チョン・ソミンさん)カップルの表情を見てると、ほっとして「ああ面白いドラマだった」と思えるものでしたよ(途中の最初のキスシーンとかありえない展開でしたけどw)。
最近になってこのカップルは微笑ましいニュースが飛び込んできていますね。
チソンさん、キム・ソヨンさんら主演の歴史物。
高麗末期のお話ですが、チソンさん演じる風水師モク・チサンが主役ということでどう展開していくのだろう?と思ってました。
終わってみればあまり風水師的な何かは話の筋には関係なかったような気がします。前半はチサンの親世代のお話と、チサンが生き延びる話。親世代の話はそれなりにこれまであまりドラマで視ることがなかった高麗の歴史的な話で面白かったです。
前半でチサンも母親と出会えたし後半はどう展開していくのかなと思ったら、イ・ソンゲの話ですね。これはさすが李氏朝鮮始祖のお話なので面白かったですね。モク・チサンは特にいなくても面白いくらいです。歴史はそのままなぞる感じで、歴史的な出来事をうまくドラマ内の話と結びつけて展開していました。
さすがのイ・ビョンフン作品。いつもの壮大なワンパターンながらも次が気になって一気に視てしまう面白さでした。
序盤のクァンヒョンに迫る危機をどう抜け出すのか、馬医としてどうのし上がっていくのか、中盤の馬医から医師になってどう困難を回避していくのか、終盤の立て続けの難病にどう立ち向かいと敵からの攻撃をかわしていくのか、いつ真実が明かされるのか、明かされた後チニョンとの仲はどうなるのかと、最後の最後まで息が抜けない展開でした。ドラマを通してのチニョンとの恋の行方も気になりましたね。
毎回、前の困難を上回る困難にぶつかりながら、何話かに一度はすっきりさせてくれるところもいつものパターンですが、すっきりしますね。
安定の作品で、安心して視られますね。
安定の面白さの KBS の土日ドラマ、それまでは一家族内の兄弟姉妹を描いたものでしたが、このドラマでは核となる家族はあるものの、「紳士たち」は兄弟ではなく、イ・ドンジン (イ・ドンゴン) とペ・サムド (チャ・インピョ) 以外はそれまで全くの他人という設定で、どう展開するかが興味深いドラマでした。
とはいえ始まってしまえばいつもの展開、それぞれの主人公の恋あり、サクセスストーリーありのドラマでした。なかでもチャ・インピョさん演じるペ・サムドとラ・ミランさん演じるポク・ソンニョのデコボココンビがいい味を出してました。チャ・インピョさんはこれまでどちらかというとシリアスな役柄での迫力の演技という印象だったので、このドラマでのどちらかという喜劇的なお笑い風な役と愉快なラ・ミランさんの組み合わせが本当に笑えました。
あとは Lovelyz の “Ah-Choo” と共に盛り上がるカップル、ヒョヌさん、イ・セヨンさん演じるテヤン、ヒョウォンカップルも見ていて楽しかったですね。まあよくある金持ちと貧乏人の落差カップルなんですが、ヒョウォンの突き抜けた押しかけ、見ながら絶対こんな風にされたら普通引いてしまわない?と苦笑いしながらテヤンの演技を見てました。恋の行く末はドキドキはするのですが、やっぱり Lovelyz の曲が徐々に長くかかるようになるところが楽しみでしたかね (コラw)
Lovelyz のメンバーが何人か #29 でカメオ出演したのも楽しみでした。
歌手のソンジュンとして帰国して、主人公トンジンの姉と結ばれるソン・テピョン。チェ・ウォニョンさんは色々な役をやるごとにそこにちゃんとハマる演技力がすばらしいですね。それに加えて、今回は実際に曲をリリースしているその歌が良かったですね。特にトロットの「オッパが行く」は良い曲でしたね。
そして主人公イ・ドンジン (イ・ドンゴン)、ナ・ヨンシル (チョ・ユニ) カップル。父親に腎臓を提供したことをネタに自分と結婚することを強要するホン・ギピョとの関係をどうホームドラマっぽくきっちりけじめを付けてふたりが結びつくのかが興味津々でした。まあ想像どおりでしたけど。途中からはどうしてもこのふたりリアルで付き合ってるんだなってのを考えてしまいましたがw
驚いたのがお母さん役のキム・ヨンエさんでした。痩せたなとは思ったけど、まさかあのような病状であれだけの演技をされるとは本当に本物の役者さんですね。ちゃんと当初の 50 話は演じたとのことで素晴らしいですね。ご冥福をお祈りいたします。
最後まで緊張感のある面白いドラマでしたね。
「野獣の美女コンシム」視終えました。ところでオリジナルタイトルは「美女コンシム」ですし、どこが野獣なのかはわかりませんでした。別に美女コンシムでいいのに。
私は Girl’s Day ファンクラブ会員ですし、推しメンはミナなのであまりドラマのレビューにはならないかとw
とにかくコンシムカワイイとしか言いようが。
アイドルなのに不細工役。全然不細工じゃないけど😍 終始普段着でおかっぱのかつらを着用してるという役でした (しかもかつらが傾いてるしw)。
アイドルなのにゴミの間から顔覗かせてるし😆
ドラマはラブコメとしてはひねりはない進行で、最悪の出会いから徐々に惹かれ合っていくという進み方です。ただ、進み方はある回で急に進展するという感じではなく、徐々に進展していくようでじわじわ来て良いですね。中盤から後半にかけては恋愛の進行ではなく、起承転結の「転」のステップという感じで、ミステリー的要素に話の舵を切りますが、ラブコメの中のミステリーなのでその辺り察しながらツッコミつつ視ないといけません (笑)。
ミステリー的要素には驚きの展開もあるんですが、「あれ?なんか筋通らなくね?」「いや、こう考えると筋通るか」程度にはツッコミどころがあるのか、深い展開なのか、というところです。序盤は四角関係にコンシム姉が入ってきて話が広がるのかと思ったんですが、後半姉の影が薄くなりミステリーに取って代わられた感じですね。やはり姉妹で恋愛をこじらせるのが難しかったのでしょうか。前半の姉の邪魔っぷりのわりには後半は動きがなくなりました。
韓国ドラマにしては珍しくラブコメとして、序盤とか中盤で恋愛が成就するとか、プロポーズするとか、結婚するとかはなく、最後まで恋愛ドラマとして終わります。最終回で急に話が進展するということもなく、最終回にやることがなくなって消化試合みたいな話になることもなく、ちょうど良いタイミングで普通に20話で完了したので、そういう面でも無理矢理話をまとめる感があまりなく良かったと思います。
脇役も何気に豪華で、ハルモニのチョン・ヘソンさん (若い!!) とか、キョン・ミリさんとか。
キョン・ミリさんはやっぱり韓国ドラマ視始めのころのチャングムで視た時の印象が強いのですが、あれからだいぶ立つのにまったく変わってなくおきれいですね。
とりあえず最初から最後まで、視るたびにカワイイと言い続けてしまう、毎回笑える楽しいドラマでした。
途中で出てくるかつらにカールをかける微妙な髪型の図😂
変顔(?)もカワイイ😍
時代劇風でかわいい😍
微妙な顔😂
最終回はお約束でイケてる女性に変身して、いつもの Girl’s Day ミナに戻ってました。かわいいですね。でもコンシムもかわいい!
チェ・ジウさん、イ・サンユンさん主演のラブコメ。
久々にラブコメを視ましたが、これは面白い。現在の場面に時折高校時代の場面が織り交ぜられて、少しずつ話しがつながっていく感じです。
序盤にチェ・ジウさん演じるノラの高校時代と今があまりにも性格違いすぎると感じましたが、これは中盤には少しずつギャップが埋まっていき、元々その変化がドラマで描きたいところだったと気づいて納得です。振り返ると少しずつ微妙に変化していくチェ・ジウさんの演技がさすがというところです。そしてイ・サンユンさん演じるヒョンソクも、序盤から徐々に高校生の頃に戻っていく感じです。
後半少しダレたかなと思うこともありますが、序盤から中盤にかけては本当に脚本が良くて、貯めていた録画を一気に一週間くらいで消化してしまうくらいに面白かったです。
ノラの息子の彼女ヘミ役として Apink のナウンちゃんが出ていましたが、普段の Apink でのイメージと違って、積極的な女性を演じていてかわいかったです。最後ももう少しこのカップルの露出が欲しかったですし、結局ノラとヘミの絡みが序盤に同級生としてだけ絡んだだけで、ノラ・ヒョンソクカップルともほぼ絡まなかったので、パラレルストーリーで最後まで平行のまま終わってしまったので、もう少し交差してほしかったなあとは思いました。
チェ・ジウさんはノラ役が本当に合っている感じで、とてもかわいかったですし、最後まで楽しく視れたドラマでした。tvN のドラマって少しインディーズ風な雰囲気がある作品が多いですが、このドラマも本格ドラマながらインディーズっぽい雰囲気も良い意味で失っていない感じで、そういう面も良かったです。
イ・ドンゴンさん、イ・ユリさん主演のラブコメディ。原題は「スーパーダディ・ヨル」。
イ・ユリさん演じるチャ・ミレががんで余命いくばくもないので子供のために父親を見つけるというムチャクチャな動機で元カレのハン・ヨルに白羽の矢を立てるというところから、色々苦難を乗り越え(?)、父親として人間として成長していくみたいな話です。
がんで余命がほとんどないという重い感じのテーマがあるのに、なぜか軽快で笑える重苦しくないドラマに仕上がっていますね。合間合間の深刻じゃない場面ではコミカルな効果音を入れたり、笑いの場面をこまめに挿入したりしてるのが効いています。
脇役がすごくいい人、って設定のドラマも久々かも。子役のチャ・サラン役のイ・レちゃんもかわいいし、さすがに演技ですね。
ストーリー自体は、まあうまく行き過ぎだし、ありえない!って思うことだらけですけど、気楽に視られるドラマで楽しめましたよ。
アン・ジェウクさん、ソ・ユジンさんら主演のホームドラマ。
前半は、アン・ジェウクさん演じる妻と死別したデキる男イ・サンテと、ソ・ユジンさん演じる慌て者だけど肝っ玉母さんという感じのバツイチ女性アン・ミジョンの恋愛を描きます。まだまだ序盤と思っていたら、いつの間にか主役のキスシーンとか出てきて、結構佳境に入っていることに気づくのは、 KBS の週末ドラマのパターン。さすがです。
中盤は、ふたりとも子どもがいるから結婚は無理といいながら、周りがかき回して結局結婚することになっていくところの親や周りとの軋轢が続きます。まあこのあたりは想定できる進行ですね。
サンテの死別した妻の両親がチェ・ジョンウさん、ソン・オクスクさんがまた良い味を出していて、かなりドラマをかき回して盛り上げます。そういう人もいるやろなーという気にさせるソン・オクスクさんの演技がさすがベテランの味でした。
あと良かったのはサンテ実家のマンネ、ヨンテとキム・サンミンの恋愛ですね。まあ、最悪の出会いをしたけど、徐々にキム・サンミンが惹かれていくという典型的なラブコメ展開ですが、素朴な感じのヨンテを演じるシン・ヘソンさんの演技が本当にかわいくてよかったですね。
それと、いつも感じる子役の演技の良さ、このドラマでも光ってましたね。みんな本当に演技がうまいですねえ。
主人公ふたりが結婚しても、終った感なく面白さが持続するのも良かったです。まあ、再婚で子どもが問題を起こすという王道な展開ではありましたが、わざとらしさも感じず楽しく最後まで視ることができました。
いつもの週末ドラマと同じく、早く次が見たくなり、最後まで一気に見てしまう感じの面白さでおすすめですよ。